カメラマンだった父親の仕事の都合で幼少期をインドネシアやオーストラリアといった海外で過ごす。
両親の影響で、小学生の頃からブラック・ミュージックや洋楽全般が流れる環境で育ち、オーストラリア在住時代の10代前半からヒップホップを聴き始める。15歳の頃には家族で沖縄県に移住。同時期から英語でラップのリリックを書き始める。
高校を卒業後、東京に引っ越し、その時期からBRON-K/紅桜/CHOUJIといったラッパーに影響を受け、日本語のリリックをメロディに載せるスタイルのラップを志すようになる。東京での活動を経て2019年に沖縄に戻り、CHOUJIのサポートを受けて2019年にシングル曲“packback”(CHOUJI, 柊人 feeat. MuKuRo名義)を発表。以降、精力的に制作活動を展開し、“好きなこと”(2021年)のMV発表をきっかけに注目度を高めていく。自身名義の作品以外でも、2023年にはRedBullの動画企画「RASEN」やCHICO CARLITOの客演として出演した「THE FIRST TAKE」などのビッグ・コンテンツが話題を呼び、どちらもYouTubeで100万回以上の再生数を記録。客演オファーやライヴ出演も急増し、沖縄を代表するアーティストのひとりとしての地位を確立する。
自身のストラグルや葛藤、それらの感情を経て辿り着いた決意などを情感溢れる歌声で表現する柊人のスタイルは、ラッパーというカテゴライズだけに収まらないオリジナリティと音楽性を持ち、ヒップホップ・シーン内外からの高い評価を得ている。